(  市)ルネサンスへ<2015-0807-b-0814 夢の中、



7:やらせ。


テレビや新聞、学校や企業などの人が群れるところ。
みんなの集まる場所。そうした場所は、僕にとっては、
まるで夢の世界のように思えてくるのである。
気まぐれや自分勝手、思い付きと思い込み、
やりたい放題で、何でも、どんなことだって出来る世界。
自意識といったものが、常に外に対して向けられていて、
内に向かって、自分自身に向けられる、ということがないのである。
もしも、内に向けられれば、システムは破壊されてしまう。
だから、だれも自分自身を問うことはしないのである。


そうした自分勝手な思い込みと主観性が支配する世界である。
普遍的な客観性といったものは、どうでもよい二次的、
派生的なものに過ぎず、そうした世界にあっては、
自己意識というのに気づくことがないのである。
気づく必要もないし、気づいてはならない世界なのである。

人民大衆が望むことが、そのままテレビと新聞に反映される。
それは、まるで鏡(カガミ)の中の世界である。そして、
それがどうにでもなる、という意味では、夢の世界でもある。
そうした、マスコミの頂点に立つ権威の人々にとっては、
それが仕事なのであり、自分たちの存在理由なのである。

まさに、そのための権威なのである。
権威とは、迎合であり、癒着であり、ご都合主義なのである。
より一般的な言い方をすると、コネと談合、
ケイレツと口利きだけが支配する世界なのである。
世の中のすべてが、「つくりもの」と「ヤラセ」だけで、
できている世界である。

 戻る。              続く。
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