(  市)ルネサンスへ<2015-0918 感じ方、



4:雰囲気。


そんな面倒くさくてわずらわしい、手間ばかりかかって、ちっとも成果のでない、つらくて苦しいだけの、際限のない、いわば「自己変革」、自己を問い続けるなどといったことは、誰も望まないのである。

しんどいし、ムダなことのように思えてくるし、そして何よりも、自分がいるまわりの人間との協調性を壊して、みんなの「和」を乱すものと思えてくる。自分がみんなから排除されるか、それとも心の中で一人ぼっちになって、孤独にさいなまれてゆくように思えてくる。

だから、そんなムダで、まぎらわしく、うっとうしいだけのことは、だれもしないのである。それは、自分の身のほどこし方、保身というもので、そうやってみんなとうまく、楽しくやってゆけるし、社会もうまく回ってゆけるのである。

だからあえて、みんなに逆らうようなこと、その場の空気をみだし、雰囲気というものを壊すようなことは、だれもしないし、できないのである。しかし、これでは、何も起きないし、変わらなしい、同じことがずっと永遠に繰り返されるだけなのである。

 戻る。              続く。

<ルネサンスへ