( 市)ルネサンスへ<2015-1030
肉体の制約、~その2。
どういうことかというと、たとえ現実に何かがあったとしても、 それが人間にとって必要のないものだと、見えない場合がある。 人間の感覚器官といったものは、自分にとって必要なものだけを 感じるように出来ているということである。 反対に、必要でないものについては、あっても見えないし、見ていない、 見ようともしない、ということである。 そして、必要なものについては、たとえ見えなくても、他の感覚器官で 感じることができるようになっている、ということである。 人間の感覚は五感しかなく、 (もちろん、まだ気づかない、潜在的な感覚もあると思えるが) さしあたり、この五感以外の感覚は知られていないのであって、 また、その感覚器官のそれぞれが、 それぞれにとっての許容範囲というのがあり、 最適な作動深度と特性を持っているということである。 そしてまた、そこからハズレたのところでは、ほとんど何も感じないという ことである。もちろん、その感じる感じないの、境界線上のあいまいで 不明な領域は残るが。 |