(  市)ルネサンスへ<2016-0401  夢の中、



~2:理由なき衝動。


目的も理由もわからないまま、そして、目指す目標もないまま、
ただ、走り続けるしかない。そうしたわけのわからない、
理由なき衝動といったもの、本能とか本性といったもの。
それがそのまま、対象も、目的も、理由も、不明なままで
夢の中に出て来ている。

だから、なにかはっきりしたイメージとか、
すがたとして現れて来ないのである。それはまず、
意識されることのない、あいまいで混沌とした、とりとめのない、
おぼろげで、ぼんやりしたイメージ。イメージにならないイメージとして
映し出されている。つまり、何のカタチにも姿にもならないイメージとして。

なんらかの輪郭や境界線といったもの、それと他のものを区別する、
区切りとか境界といったものが無いのである。つまり、
イメージにもカタチにもならないイメージ。とりとめのない、
つかみどころのない映像として映しだされ、現れてくる。

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