(  市)ルネサンスへ<2016-0429 風土、



~11:心のポケット。

日本人は、感情というものを、自分だけの心の中にしまい込むことが
出来る。他人を思いやり気づかうことの出来る民族である。
心の中にそうしたスペース、「入れ物」があるのである。そうしたことは
中国人にも朝鮮人にもない。例えば朝鮮人はもっと直接的・条件
反射的で、気が短く、直情的で、そして暴力的である。自分の感情を
抑えるようなことはしないし、また出来ない民族である。心の中が
そのように出来ていないのである。

日本の感情がむき出しにならない、平坦で、抑揚のないコトバ。
それでいて、発音がはっきりしていて、だれにもわかりやすい日本語。
そして、目立つようで、目立たない、淡く、くすんだような色彩感覚。
(どぎつい強烈な色は好まない)。
几帳面で忍耐強く、協調性にも優れている。
集団的秩序の整然さ、物静けさもそうである。
そうした気質や気性、情緒といったもの。

そうしたことのすべては、日本列島という自然条件と、
そこで育(ハグク)まれてきた、歴史的・文化的結果である、
といえないだろうか。

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