ルネサンスへ<2016-0701 精神、



~2 感じ方。

自分がなにかを感じるとか、見えるというのは、自分とは違うものがそこに
あるからであって、それは、自分とは異なる何かであって、自分との間が
区別されて意識されている。そしてこの、区別される別のものとは何か


それは「物」であれば、形やすがた、動き方、表面の質感などによって
区別され、また、その変化の境界部分で、それと区分され識別され
る。しかし、それらは表面上の目に見える、外面的な区別である。

区別には内面的な区別もあって、この方がより本質的であると言える。
つまり、それを形づくり、動かし、現実のものとして成り立たせている、
原理とか必然性、理由とでもいったものである。そしてそれは思考が生み出したものである。

それは精神的な区別であるが、たしかにハッキリした、目には見えないがハッキリした区別と、様式と、輪郭をもっている。変な言い方をすると、目にえることのない精神のカタチとでもいったものである。それは意識、ないし、精神の世界での感じ方とでもいったものである。

 戻る。                          続く。

<ルネサンスへ