index < 日誌 < v夢の中 < 21-01 「続、ガイコツの夢」


3、復活。

人間には、様々な違う表情があって、それと同じく、様々な生き方や考え方、感じ方があるのである。しかしまた、それでもってしても、どうしても上手くいかないことがあるのである。だから、より掘り下げて、より異質で、野性的で根源的な、未知の原初のカタチに戻って、初期化して、そこからもう一度新たに自分を始めようとしているのである。

自分の中で忘れられていたもの、失われたもの、気づかなかったもの、隠していたもの。見えなかったもの、見なかったもの、避けたり見ようとしなかったもの・・・等々を、もう一度再び詮索し始めるのである。このままではもはやどうにもならず、行き場をなくしていて、だからまた何としても、それを探し求め始めているのである。

しかしまた、これを他の言い方で表現すると、これがルネッサンスなのであり、自己の再発見であり、発掘であり、再生と復活なのである。闇の奥の方から現れて来て、そして蘇(よみがえ)ろうとしているのである。それが自己の否定と復活のすがた、すなわち、「ガイコツ」として表わされているのである。


戻る。                      続く。


index < 日誌 < v夢の中 < 21-01 「続、ガイコツの夢」