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しかし、それでも上手くいかないことがある。すなわち、自分の中にもともと、そうした発掘するような何かが欠けている場合である。どのように発掘しても不要なもの、役に立たないものしか出てこないといった場合である。それはつまり、自分が新しい環境に適応できない、ということなのである。 もともと適応できるように出来ていない、ということなのである。そしてまた、この「適応できない」ということが、自分自身のオリジナルになっているのである。自分というのが、そのように生まれてきていて、そしてこれからも、そのようにしてしか生きて行けない、というように出来ているということである。自分自身というのが、もともとそうなのだ、ということなのである。 |
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