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そしてこれが自分である以上、のがれることも逃げることも出来ない。しかしまた、ここに居続けるというのは、自分の死を意味するのである。だからまた、そこから出て行くしかないのである。いままでの自分を捨てて、新たな自分を探し求める以外にないのである。自己の再発見と復活が求められているのである。 これは移民の場合によく見られる。いままでの自分を捨てて、新たに自分を創造せざるを得ない、そうした環境と立場にあるという意味でそうなのである。かつてのベトナム戦争(1954-1975)後の海上難民、今日のアフリカから南欧への難民などがそうでる。 あるいはまた、中世のペストによる人口の激減、そして今日のコロナの疫病の後に、人々が新たな生き方や価値観を求めるようにである。深刻な環境の変化が、人間自身の心の中までも変えてゆくのである。嫌が上にも、自分自身を問い始めるのである。 |
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