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だからまた、何が何でも、この既存の上下の関係に固執するのである。そうすることによってのみ、自分の立場と居場所が保障されるのである。そうするしかなく、それだけが自分の生きる道になっているのである。 だからまた、男尊女卑はなくならず、何らかの、たとえば学歴・資格や、出自や環境に基づく差別はなくならず、むしろそれが必要不可欠な、この世界の前提条件になっているのである。 そしてこのような世界の中で、自分の自尊心を満足させてくれるものとしては、「目上の者」に媚びて迎合し出世を目指すと共に、そうでない「目下の者」を探し出して辱め、陥(おとしい)れ、蔑むことによって、自分の立場をより強固なものにしようとするのである。 |
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