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3、思考のパターン。

そしがてなぜ、多数派の創造に重点が置かれたのかというと、これがもっとも効率が良かったからである。障害になり得る少数派がいないこと、多数派であること、そしてそれが均一で均質であること、これが近代(15世紀〜)が求めた世界であって、そうして合理化し効率化して近代化を推し進めたのである。

そしてまたその上に、人間の頭の中の思考パターンが出来上がったのである。そしてこれが自分たちにとっての常識であり、正義であると信じられてきたのである。今日の合理主義がそうであり、序列とランク付けの世界がそうなのである。

日本では19世紀以降、電気、水道、鉄道、公教育の整備などの社会インフラといったものが、すべてこのような合理主義の精神に基づいて計画され、創り出されてきたのである。

だからまた、このような自分たちの現に生きている現実の世界から、思考のパターンといったものが抜け出すことが出来ないのである。


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