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異なる別々の現象、たとえば、それぞれが無関係な印象や出来事といったものが、互いに関連していると錯覚してしてしまう。そうして結び付けてしまう。なぜなら、そうやってしか人間には、それを理解する方法がないからである。 抽象化し、一般化して、そしてカテゴリー化して、そして頭の中の観念の世界に組み込もうとしているのである。そうして自分の中で観念の世界を作り出しているのである。このようにして精神の安定と情緒の世界が作り出されているのである。 無意識の世界でそれらが仄(ほの)めかされ、たとえられ、暗示され、そして何かしらの象徴となり、符号化された合図となって、そしてまた、それら同士が比較され、仕分け分類され、抽象化されて行く。 |
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