index< 日誌 < c信じるもの < 21-06「錯覚2」


3、夢の中。

こうしたことは、夢の中の出来事とよく似ている。非現実的という意味でそうなのである。現実の世界には、上述の「方向性」に、理由との間に現実的な整合性があるのであるが、夢の世界には、それがまったくないのである。

自由自在であって、あるのは自分の都合だけなのである。自分の都合だけですべての「方向性」が、行き当たりばったり勝手に決められているのである。

そうした意味で夢の世界というのは、このような「連合(連想)」が現実から切り離された世界であると言える。連想が現実から切断されて、それだけで自律してしまった世界だと言える。


戻る。                      続く。


index< 日誌 < c信じるもの < 21-06「錯覚2」