index< 日誌 < c信じるもの < 21-06「錯覚2」 |
人間が、ある感覚の刺激やその感じ方を、意識したり理解したりするために、それを仕分け分類しカテゴリー化する。そうしたことが反復継続され、やがて最適化、省力化、自動化、ルーチン化、そして条件反射となって、習慣となる。そうして、本来それとは無関係のものまでも、同一の刺激として錯覚し、パターン化・定形化されてしまう。 そうして未知のものまでも形式的に、既知のカテゴリーのなかに収納される。他にそれを知る方法がないからである。だからまた、それを既知のカテゴリーの中で分類せざるを得ず、そうして、自分の観念の世界を創り出しているのである。 |
index< 日誌 < c信じるもの < 21-06「錯覚2」