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2、素材。


空想の中に出てくる人や物、背景やストーリーといったものがそうなのである。それらはすべて、人間が現実の世界のなかで経験したこと、見たこと、聞いたことに基づいているのである。そしてそれらが、すべての空想の素材になっているのである。

ストーリーがそうであるし、また、出てくる人や物のすがたカタチがそうなのである。自分のなかにある何かしらの想像といったもの、空想や願いや求めるもの、恐れるものといったものが、何かしらのストーリーや、人や物のカタチを通して、夢や空想の世界に現れているのである。

このような、現実の世界のなかで、自分が見たり聞いたり経験されたりして記憶の中に残っている、そうした「素材」なしに空想や夢は成り立たないのである。


戻る。                     続く。


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