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アゴがゆるみ、クチが少し開いて、顔は心持ち上を向いている。たとえ下を向いていても少し上向き加減になる。クチとアゴが集中する神経から少しはずれたところにあって、放心したような気が抜けた状態の、そうしたクチが少し開いたようになっている。顔面の筋肉が緩み垂(た)れる。そして特に顎が下がり気味になる。 クチとアゴが引き締まるのではなく、むしろ緩んで、心持ち上向き加減になるのである。そしてその吐息が「あー」といって吐き出されるのである。「う」というのは、この「あ」という次の動作である。おどろいた後の「ためらう」動作である。そして「お」というのは、その次の自分の中で納得したり了解するときの、腹の底から出て来る呼吸の動きである。 |
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