| index＜ 日誌 ＜ ao強制力 ＜ 21-24「制約J：存在」 |
| 言い知れぬ身体の不具合、障害、錯覚、幻覚といったものがそれである。自分の中で、自分が自分に戸惑い、ためらい、困惑しているのである。本来あるはずのないものが、自分の中で反応しているのである。 そして実は、これこそが、かつて自分の中で失われ忘れられていた記憶なのである。それが、このような障害というカタチで、よみがえってきているのである。いまの自分にとって欠けているもの、抜け落ちているものが障害というカタチで現れ出てきているのである。 未知の、得体の知れない記憶のかなたから、再びよみがえって来ているのである。押し出され、浮かび上がってきているのである。それも、自分が理解出来る意識を通してではない。自分でも意識されることのない、もう一人の他人のような無意識の世界を通してである。 |
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