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3、滅び。


これを非常に長い歴史的な時間のなかで見ると、「発生と絶滅」といったものがまた、そうなのである。絶滅と言うと非常に誤解を招きやすい「言い方」なのであるが、要は、自分というのが変異を拒絶した、ということなのである。

また、拒絶したと言っても、これを永い歴史的時間のなかで見ると、それが当事者たる本人、すなわち、それが全体としての種の生き方、存在の仕方なのであって、自分がそれを選び、またそれ以前に、それ以外の生き方が出来なかった、そしてもっと正確に言うと、それを拒絶したということなのである。



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