index< 日誌 < ao強制力 < 21-25「制約K:備考、発生と滅び」 |
それが出来ず、そのようにしか成れず、そしてまただからこそ、そうした生き方や存在こそが自分なのである。そしてこれこそが、自分が自分であることの証明であり、根拠となっているのである。 そうである以上、このような自己の原理に反して、自分を「変える」ということが出来ないのである。また、それが出来ないからこそ、そうしたことこそが、自分が自分であると言えるのである。それが出来ないということこそが、自分が自分であることの証明になっているのである。 従ってまた、滅ぶ以外になかったのである。それ以外に自分を尽くして全(まっと)うする方法がなかったのである。それだけが、自分が自分であることの、残されたただ一つの方法だったのである。 |
index< 日誌 < ao強制力 < 21-25「制約K:備考、発生と滅び」