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2、選択枝。


いずれにしても、それは、環境の変化といったものが、新たなライフスタイルとその変異を求めているにもかかわらず、あるいはまた、本人自身がそれを知っているにもかかわらず、それが出来ないという状態なのである。

そうである以上、現実から取り残され、忘れられ、消えてゆく、そうした道だけが用意されているのである。俗に言うと、そうまでして生きたくないということなのである。それに、それに気づいた時点ではすでに手遅れで、たいていの場合、もはやどうにもならない、そうした状況なのである。

だからまた、そのままで静かに、誰にも気づかれることなく、また、自分でもそれを意識したり自覚したりすることなく、消滅して行くのである。



戻る。                     続く。


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