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自己というのがそのようにしか成れず、それ以外にあり得ず、また、いままでもそうであったし、これからもそうであり続ける、そうした主体なのだということである。ここから離れたところに自己というのが存在しないということなのである。 自分というのが、もともとそのようにしかなれないものとして出来ている。そしてまた、こうしたことを、現実に生きている私たち人間の生き方、すなわち存在の仕方という視点から見ると、民族や国民という概念が成り立つのである。 それはその社会で当然のように受け継がれ、そして常識となっている無意識の世界なのである。 しかし、これもまた歴史的概念であって、今日の常識からすれば時代遅れの感じがするのである。現に今日の私たちの常識からすると、それは日本人であるという以前に、国際人であるという感覚が強いのである。 |
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