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自分というのを、自分が始まりそして生まれ出てきた所から、自分を見ているのである。すなわち、自分自身の身体の、どうにもならない生理と神経の反射作用の世界から自分を見ている。そしてそう感じられてくるのである。 このような自分でも気づかず知らないままで蓄積されてきた、生理と反射作用の結果が、それがいまの自分の頭の中の、印象と象徴の無意識の世界を作り出しているのである。そして自分自身の生理のリズムとその情緒の世界を生み出しているのである。 しかし、これはもっとよく考えなければならない。なぜなら、ここに西欧キリスト世界と東アジア儒教世界との本質的な違いがあるからである。自分たちが信じるものの本質的な違い、信仰の成り立ちそのものに根本的な違いがあるからである。 |
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