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2、永久に固定された生産手段。


ではなぜ、そうなるのか? それはかつて東アジア社会というのが、数千年に渡って、生産手段=生存のための手段と方法といったものが、稲作のための土地という、巨大で変更不可能なな固定資本でもって維持されてきたからである。それしかないのであり、それで十分であり、ただそれだけで社会というのが維持されて来たし、また、維持することが出来たからである。

だからまた、変化は困るのである。この生産のシステムと生存の様式を変えてはならず、また、変えてはならないということが絶対的な条件になっているのである。

従ってまた、自分と周りの人間とは絶対的に平等であるとともに、同じでなければならず(横の関係)、そしてまた、それ以上に、上下の間の身分的不平等と差別は絶対的なオキテなのである(縦の関係)。



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