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3、根源。


それは、鏡(かがみ)の中に映し出された、自己の観念の世界であるとともに、その背中、影のことである。あるいは、それが現れ出て来る背景のことである。

自分の中で自分というのが、映し出される自分と、それを映し出す自分とに分裂している。自分の中で自分が、主体とその対象とに分裂している。そうやって自己というのがバランスされ、安定を保ちながら維持され、保存され、継続して行くのである。

そうして、このような自己の分裂の仕方が、自分たちが信じるもの、信仰の違いとして現れているのである。



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