index< 日誌 < aj情緒 < 21-36「情緒B:肉体」 |
このようにして自分のなかで感覚が、いつもの乱反射をくり返しているのである。自分にとってみれば、そうやっていつものどうでもよい、フツーのありきたりの日常を作り出しているのである。 またそうやって、自分が自分であり続けるのである。切断されることも、途切れることもなく、自分のなかで自分が自分であり続けるのである。 だからまた、そうした状態は、自分でもなかなか意識されないのである。あまりに当たり前のことなので、意識も、自覚も、理解もされにくいのである。 しかしまた、そうであるにも関わらず、このような自分の中にある無意識の世界が、自分をとらえて離さず、自分に迫ってきて、追い立て、自分を支配し、強制しているのである。そして、それが自分にも自覚されず、意識もされないという、そうした世界なのである。 |
index< 日誌 < aj情緒 < 21-36「情緒B:肉体」