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4、パターン。


一瞬、驚いたり緊張したりすると、体毛が逆立ち鳥肌が立つのは、瞬間的に神経が緊張し、余計なことをせずに何か一つに集中しようとするからである。動きが止まり、筋肉が瞬間的に収縮するのである。

同時に、そうやって不意の刺激に対して最大限の注意を払いながら、情報の収集に努めているのである。外気に触れる肌と体毛、背筋や足元、手先の先端部分に神経を集中して、そうして自分の外の異変に対して何かを感じ取ろうとしているのである。

ニオイ、風、空気の流れ、ぬくもりや寒気(さむけ)の中に、またその変化のパターンに何かを感じ取ろうとしているのである。



戻る。                   続く。


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