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| 感情の対象(＝相手)があるのか無いのか、それはいったい何なのか、そうしたことがいまだ知ることの出来ない、感情直前の状態なのである。だから一過性で、瞬間的で、そして爆発的なのである。 この瞬間、自分はだれで、どこにいて、どういう状況にあるのか、自分でもまったく把握されておらず、忘れている状態のである。だから、驚いているのである。一瞬、そうした自分を見失った状態である。 だからまた、その瞬間、自分は何をしなければならず、あるいは、何が出来るのかといった、それ以前の状態でパニクっているのである。そうした瞬間的な、自分でも未知の世界で当惑しているのである。 |
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