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6、客観性。


始めの「慣れ」といったものが、個体によって多少とも違うものに適応されてきたのである。さらにまた、時代や自然条件、生態系の環境によっても、それぞれ異なる意味と役割を持つに至るのである。

個体とその環境といったものが、それぞれ違うものだというのが現実の世界なのである。個体にとっての適応(=慣れ)といったものが、それぞれにとって違う意味と結果をもたらす、ということなのである。

また、慣れの仕方そのものも、個体によって多少のバラつきがあるとすれば、それがそのまま自然選択と生存競争を呼び起こしているのである。現実世界の、偶然の錯綜し混沌としたカオスの中から、生態系のバランスに最も適合した者が生き残るのである。そしてこれが客観性なのである。個人の主観が入る余地がないのである。



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