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3、繰り返し。


それは非常に長い、数千数万年に及ぶ同じことの繰り返しの結果として、身体自身が、自分の身体を変えてきたのである。

これを適応といって、これを非常に長い歴史的な時間で見ると、それまでの自分たちの種とはどこか違っていて、あるいは断絶し、あるいは変異しているのである。そうして種そのものが、新たな別の種になりつつあるのである。

果てしなく長い歳月の繰り返しが、それを遺伝し、それがまた肉体のカタチにまで変化を及ぼしているのである。だからまた、元に戻れないのである。ここで自分のすべてを新たに始めるしかないのである。それ以外に自分たちが生きて行く方法がないのである。



戻る。                     続く。


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