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それが、現実の物を通してしか実現しないものだとすると、それは、現実にあるものが何も変わらないにもかかわらず、、それが持つ意味が変わってしまったのである。自分にとっての現実の意味が変わってしまったのである。もの自体は何も変わらないのに、それが持つ意味が変わってしまったということである。 しかし、たいてい誰もそれに気づかないのである。いつでも誰も気づかず知らないところで進行しているのである。それは気づかないし、意識してもならないことなのである。自分で自分を覗き込んではならないのである。そしてこれが、顕在と潜在、ポジとネガ、意識と無意識、随意と不随意の境界線なのである。 そして実は、この境界線といったものが常に揺れ動き、定まらず、あてどなく迷走を続けているのである。そうした、混沌とした人間の常識や意識の届かない世界を、私たちは生きていて、そしてまた、そこから示唆され、導かれ、方向づけられているのである。 |
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