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見上げる空の水色。遠く届かない限りなく永遠の世界を、この水色という空の色でもって見ていたのである。 それは、果てしなく遠く、届かない世界だからこそ自由なのであり、現実からの逸脱なのである。また、逸脱だからこそ、これが自由なのである。そして、そうしたことを現実の世界の空の色でもって見てきたのである。そしてまた、これでもって自由に「たとえ」たり、自由の表明の色として扱われてきたのである。 見上げる世界。現実の大地から切り離された、自分にとってみれば、どうしても届かない「あちらの世界」を見ているのである。だからそれが、現実を生きる自分にとってみれば、「自由」であり続けるのである。 |
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