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6、知る。


現実の世界の中で、全く関係し合わないものなど、どこにもないのである。それがどこかで関連し合っているからこそ、これが現実なのである。そしてまた、だからこそ、それを「知る」ということが出来るのである。

現実とは、自分と世界との係わり方を言っているのである。係わりのないところに、自分にとっての現実など存在しないのである。そうして見えてもいるし、触れてもいるし、何かを感じてもいるし、そして意識することも出来るのである。

触れて、感じて、影響し合い、入り乱れて錯綜し、響き、呼応し、呼び覚まされ、交流し、そうしてお互いを知ることになるのである。そしてまた、自分自身の中の、気づくことの無かった未知の部分をも知ることになるのである。



戻る。                    続く。


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