index< 日誌 < ao強制力< 21-63「継続」 |
たまたまそれしかなく、そうせざるを得ず、そしてそのようにして継続されてきたのである。そして、そうでない場合は、いつの間にか消えて行くのである。継続されるとは、このことなのである。過去のどこかで消えて失われなかったからこそ、現在において、それが残っているのである。 そしていま残っているのは、それが過去に消失しなかったからなのである。継続とはこのことなのである。そしてこれが私たちが生きている現実の世界なのである。従ってまた、消失していった種も、当然ながら数限りなくあったのである。そうやって自己を全うしていったのである。 「種」というのが、自らの自律性であり、原理である以上、そうやって自分で自分を全(まっと)うして行くのである。つまり、壊れて消えて行くのである。そうすることが自分の使命であり、存在の理由ともなっているのである。そして、そうやって自分が永遠に自分であり続けるのである。 |