index< 日誌 < ai原理< 21-67「左脳と右脳2:目覚めた世界」


9、根拠。


また、そうした意味では、左脳がつかさどる倫理的で演繹的な世界は、右脳がつかさどる直感や閃(ひらめ)き、感覚や感性の世界から帰納されてきたものであって、そうした土台の上に成り立っていて、また、そうした土台の上にのみ成り立ち得る世界なのである。

そうした果てしのなく未知で潜在的な捉(とら)えどころのない、決して目覚めることのない、無意識の世界が作り出したものなのである。だから意識や認識、論理や指向といったものは変わるのである。変わって当然で、もともと変わるものなのである。

変わり得るし、そしてまた、変わらなければならないのである。しかしまた、そうして新たな創造が始まるのであって、そしてまた、どのように環境が変わっていっても、このようにして自分が自分であり続けるのである。

あるいは、そうであり続けようとするのである。それが出来るのである。自分は自分であり続けようとするし、そしてまた、その根拠を求めて自分自身も変化し続けるのである。そうするしかないのである。



戻る。                    続く。


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