index< 日誌 < ai原理< 21-67「左脳と右脳2:目覚めた世界」


8、肉体の記憶。


それは、現実という未知の、果てしのない無限の世界から一歩退いたところから間接的に、そして客観的に現実を見ている。そうした意味でそれは、感覚の直接的で直感的な世界にはあり得ないものなのである。

現実世界とはどこかで切断された、自分自身の頭の中だけの世界なのである。また、切断されているからこそ成り立つ世界なのである。

自分自身の肉体が、数万数億年に渡って蓄積されてきた結果としての「身体の記憶」とは、別のものなのである。そうした自分自身の情緒や感覚の世界とは、どこかで切断された架空の、頭の中だけの世界なのである。



戻る。                    続く。


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