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7、論理。


このような規則や必然性といったものは、なにかしらの論理的な前提と仮定の上に立って、始めて成り立つ世界なのである。そしてこれが、左脳がつかさどる論理的で演繹的な世界なのである。

そしてまたこれは、物理でいうベクトルがそうであって、点と点をつなぐ線の傾きと、その時間的変化だけで空間を表現しようとしていて、そしてまた、それ以外の表現の仕方を持たないのである。

そうである以上、このベクトル範囲の中で表現される世界こそが、この世界のすべてなのである。それだけが正しく、それだけしかなく、それ以外のことがあり得ず、そしてまただからこそ、これが唯一正しいことになるのである。

それ以外のことを知らず、出来ず、理解することもなく、その必要もない、そうした世界なのである。だからそれは、このような型にはめられ、限定された、枠(わく)の中の世界なのである。しかしまた、だからこそ、これが論理に成り得るし、そしてまた、これこそが「論理」なのである。



戻る。                    続く。


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