index< 日誌 < as同一性v夢の中j生理的情緒< 21-68「ウサギ1:背景」p5


1、暗示。


それは象徴の世界である。自分でも気づかず知らないまま、それへと誘(いざなわ)れ導かれて行く。そうした、空気のようなものが自分を包み込んでいて、そして纏(まと)わりついて離れないなのである。

だからそれに逆らうことも逃げることもできずに、それへと導かれて行くのである。だれもがそれを望み、願い求めているのであって、そしてまた自分もそれに従うのである。それが至極当然で当たり前の、どうしても守らねばならない、常識や正義のように思えてくるのである。

それは自分の中の無意識の暗示とサインの世界なのである。そして、そうしたことが自分を拘束し、支配し、まるで自分を包む空気のように、自分をコントロールし強制しているのである。



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