index< 日誌 < v夢の中< 21-72「ウサギ3:第三者」p2


1、運転手。


どう考えても、ぼくの隣りに座っていた同僚の運転手の意味が分からない。なぜ、こんなのが夢の中に出てくるのだろうか。その理由が分からないのである。この夢の中では、ぼくの隣りに運転手は必要がないように思えてならないのである。この運転手のそうした役回りが、僕には理解できなかったのである。

そうだ、この運転手は部外者なのだ。この物語りの情景にとって、この運転手は、直接の関係がない第三者であり、部外者だったのである。だから何かしっくりこないものを感じてしまうのである。

では、この運転手はいったい何者なのだ。要は、つまりこの運転手は部外者で、第三者なのであって、この物語り全体を外からながめていて、そして牽制し監視しているのである。それは第三者だから出来るのである。だからまた、始めのシナリオから脱線することがあると、何か言ったりする、そうした目付け役的な存在なのである。



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