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しかしまた、自分が無能であるがゆえに上に昇れず、そうである以上、それはどうしても上下の関係に頼らざるを得ず、そしてその権威と権力の下で自らの行為を正当化しようとするのである。これは上下関係に基づく強制力であって、これが権力なのであって、そしてまた、この権力の下でしか自分が生きて行く方法がない、という人間なのである。 そしてこの「上下の関係」とは、千数百年に渡って東アジア社会を支配しコントロールしてきた儒教の教えのことなのである。私たち日本人の日常と生活習慣、習性や常識といったものが、このような儒教の教えに従い、その影響の下でコントロールされ、方向づけられてきたのである。 だからまた、上下の関係を基にして、それを前提にした思考と行動のパターンが揺るぎない常識として、無意識の世界で固まってしまっているのである。 |
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