| index＜ 日誌 ＜ v夢の中 at自己意識 ＜ 21-73「ウサギ４：システム」p9 |
| 強い者にすがり従い、弱い者から奪い搾取することによって、自分の居場所を作り出して行くのである。だれだって搾取される底辺でありたくない。かといって自分はそれほど強い人間ではなく、むしろ底辺の下に成りかねない、そうした無力で無能な人間なのである。 まただからこそ、だれからも相手にされないような人間であるからこそ、強い者の助けが必要なのである。それなくしては生きて行けない、そうしたあまりにも愚かすぎる人間なのである。だからこそ、どうしても、何としても他人にすがりたがるのである。 それも強い強制力を持った、自分をして他人を見下させてくれるような、そんな自分には無い権力にすがらざるを得ないのである。これは、そうするしかない必然なのであって、そうやってしか生きて行けない、自分の立場、処世術なのである。他に道はないのである。 そうである以上、それは、だれか強い者にしがみついて生きて行くしかないのである。そうやって、自分自身を守って行くしかないのである。そしてこれがシステムなのである。これがこの世界の仕組みなのである。 |
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