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9、許されないこと。


しかしそれは、たしかにあってはならないことだし、許されないことなのである。なぜならそれは、良いとか悪いとか言う以前に、自分自身の良心に係わる問題だからである。それは、自分をないがしろにすると同時に、他人をも巻き込んで蔑(ないがし)ろにする、そうしたシステムだからである。

そして残念ながら、これが世の中のシステムなのである。このような悪事の手先になっている自分というのは許されないことであるし、またそれを許しても、ガマンしてもならないことなのである。

それは、それ以前に、自分自身の良心に係わることなのである。これは自分自身の信仰の問題なのである。自分が信じるもの、自分の心の拠りどころに係わることなのである。

自分自身の存在理由や生き方に係わる、自分自身の自律性やアイデンティティーそのものなのである。それは自分自身の自己意識なのであって、自己の同一性のことなのである。それは自分自身の魂(たましい)のことなのである。



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