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時間的な原因と結果の順序というのは、夢の中では意味を持たない。このような、現実にあり得ないような、夢の物語りの順序といったものは、どうでもよいことなのである。 それは夢に中では、どうでも良いことであるし、どうにでもなることでもあるし、しかしまたそれ以上に、そうやって夢のというのが作り出されているのである。どうにでもなるというのが、夢の世界そのものなのである。 夢の中では時間的な「順序」といったものは、夢が後からとって付けたものだからである。身体の内部、または外から何らかの刺激があって、それに対して意識が条件反射しているのである。そして勝手に理由をつけて、それにイメージを付け足して、ストーリーとして組み立てているのである。そうして自分で納得しているのである。 要は自分にとっての「理由」だけがどうしても必要なのであって、そのためのストーリーが後から考えだされているのである。どんなことでも後から考えだすことができるし、そしてまた実際に、こうして夢というのが作り出されているのである。 |
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