index< 日誌 < v夢の中、 z自意識 < 21-77「ウサギ8:精神の自由」p10 |
特に弱い立場の人間が就職できるようなブラック会社がそうなのであって、特にそれが著しく、主にただそれだけで成り立っている、そうした組織なのである。仲間同士で共食いさせて、使い捨てにして、そうして業績を上げると同時に社長の立場を維持するのである。 これは会社に限らず、たいていの組織や集団がそうなのであって、そしてこれが権力なのであって、そうして組織が成り立っているのである。これは、会社ではその業務の指揮系統がそうなのであって、また地域においては、有力者に群がって生きようとする人間関係が、そうなのである。 本人に自分の考えも意志もなく、ただ他人にすがって生きようとする限り、そうなるしかないのである。そうやって生きてゆくしかないのである。自分自身の中に信仰がなく、精神の自由も存在ない、そうした自己意識の欠落した世界では、それは仕方のない、必然の結果なのである。 |