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7、仲間。


だからまた、それを理解し利用する者が、有利な立場に立つことが出来るのである。だから、だれもがそれを見習おうとするし、それに合わせて自分を似せるのである。ライフスタイルや価値観、常識、習慣、それに趣味や好みの傾向といったものが、それに合わせて提供されるのである。

のみならず、実際にそれが自分の考えや感性であると信じて疑わないのである。そしてまた、そう信じることが自分の利益につながっているのである。まるで、それしかないようにである。そうして群れて媚びて迎合するのである。

似せてパクって成り済ますのである。だれもがそうなのだから、自分もまたそうでなければならないのである。そうして安心もし、納得もできるのである。そして個人というのが、どこまで行っても理没したままなのである。



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