index< 日誌 < asWeb < 21-79「自律神経」p4 |
精神的発汗。 ストレスや緊張、不安を感じると自律神経のバランスに乱れが生じて、交感神経が優位になって、汗腺の働きを活発にする。緊張したり身に危険を感じたりすると手や脇から汗をかく。 発汗と震え。 危機的な緊急時、何かをしなければならないのであるが、それが何をしたらよいのか分からないのである。このとき身体がスタンバイの予備的行動に入っていて、すでに動き出している。すでに行動にでているのである。しかし、副交感神経は、それに対する歯止めがでないでいるのである。また実際に、何をしたらよいのか分からずに、何も出来ないでいるのである。 そういうワケで、実際の行動の前段階の発汗だけが止むことなく続いているのである。またこれは、何かにおびえた時の「震え」などもそうである。この場合、身体内部から来る汗ではなくて、身体表面の動きでもって、それが現れているのである。 すぐにでも行動しようとする動きと、しかし何も出来ずに止めようとする動きとが、動いたり止まったりの、繰り返しの連続として現れているのである。またこれは、電気信号で過電流があった場合、リレーが働いて、電源が切れたり入ったりを繰り返すのと似ている現象である。 つまりこれは、自律神経の一時的な障害であって、一時的に精神のバランスが崩れているのである。 |
index< 日誌 < asWeb < 21-79「自律神経」p4