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1、交感神経。


交感神経が活発(興奮状態)になると心臓は活発になり、血管は収縮して血圧を上げ、気管支は拡張して呼吸が活発になります。 瞳孔は散大し暗い所でも見えるようになり、腸管は動きを抑制されます。 副交感神経が活発になると、逆のことがおきます。

交感神経の作用は、精神的に興奮したときや、運動時に亢進する。このことは、我々が恐ろしい場面から逃げようとするときに経験する、様々な身体的変化から知ることが出来る。

このような場面にあっては、交感神経が興奮することによって、目は見開かれ、瞳孔は拡大(散大筋の収縮と括約筋の弛緩)し、顔面は蒼白となり(顔面の血管の収縮)、さらに精神性発汗が盛んになり、いわゆる「手に汗を握る」状態になる。

また、気管支平滑筋が緩むため、気管支が拡張し、呼吸は促進される。さらに心臓の活動が促進されて、心拍が強くかつ早くなり、胸の鼓動を感じるようになる(胸がドキドキする)。



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