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1、過程。


理屈から言っても、何もないところから何かが生まれたり、現れたりするのは不可能なのであって、かならず、その元になった何らかの素材や材料、あるいは関係する繋(つな)がりといったものが無ければならないのである。

つまり、元になる何かがあって、それがすがたカタチを変えて、変換されたのである。あるいは、沈んで隠れたままの、忘れられ失われていたもの。そうした潜在的な可能性に過ぎなかったものが、現実のすがたとなって、表面の見える現実の世界へ現れ出てきているのである。

しかし、そうしたことは、現実の見える世界で、すがたカタチとなって現れてきている以上、それの前後の時間的・空間的変化と、事前と事後の生成と消滅の過程を必ず伴っている。変化と共に日常への回帰の過程が必ずなければならないのである。



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