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5、すなお。



生きている自分自身の肉体のカタチと仕組みが、これをもたらしているのである。そうして自分の肉体がカタチ作られてきた、自分自身の歴史を見ているのである。自分で自分自身の種の根源を見ているのである。

そしてまた、だからこそ本能的にも衝動的にもなり得るのである。自分というのが、自分自身に対してあらわに映しだされているのである。自分という種の同一性が、自分のカタチが示すその歴史に対して、正直であろうとしているのである。

また、そうしてのみ、自分が自分であり続けるのである。過去、現在、そして未来に渡って、そうであり続けるのである。のみならず、いま生きている自分自身の生活スタイルや、もっと内的な自己の精神の領域においてもそうなのである。そしてまた、この生きている自己の肉体内部の生理の感覚や、その神経の営みにおいても、またそうなのである。



戻る。                     続く。


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