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これを別の言い方ですると、生物の変化・変異は、時間の長さに比例するということである。それをその瞬間だけで見ると変化に見えて、そしてこれを長い期間で見ると、より大きな本質的な違いがある変異として見えてくるのである。 そして大事なことは、それを見ている本人がそれに気づかないということなのである。異なる尺度で見ている自分に、本人が気づかないのである。知らぬ間に勘違いしているのである。 そしてそれが当然のように感じられているのは、自分の考えというのがなくて、ただ周りにそそのかされてそう思い込んでいるだけなのである。そしてそうしたことが普通に通用する世界を生きているということなのである。 むしろそうした思考パターンが推奨され求められる、そうした世界を生きているのである。だから、この世界の中では、このようなそそのかされて生きているだけの人間が正しいのである。 |
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