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1、生存のための信仰。


あるいは、これが近代以前の中世、あるいはまた、東アジア的儒教世界にあっては、それが絶対的な上下の身分の人間関係として意識されている。これは稲作を自分たちの生存のための手段としている、土地への絶対的な信仰から来ている。それだけがすべてで、それだけが正しいとされる、そうした自意識の世界を生きている。

なぜなら、土地から収穫される農産物だけで、ほとんどすべての生活必需品が満たされていた時代なのである。二次以後の産業がほとんどない世界なのである。そしてそうした名残りがいつまでも頭の中に残っていて、それが「家」や家族関係にそのまま残っているのである。儒教の教えによる絶対的な上下の人間関係がそうなのである。



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